オスカー俳優の故郷

ウラジオストク街歩きの醍醐味は趣ある建物群を見てまわるところにありますが、その出発地としたいのがウラジオストク駅。1893年開業の駅は伝統的なロシア様式の石造りで街の玄関口と言ってもいい重厚な建物です。そこから駅前のアレウツカヤ通りを中央広場に向けて北に向けて歩いて行くと間もなく、左側に見上げる美しいビルの前に堂々と佇むひとりの人物像が見えてきます。スキンヘッドで強面の人物は映画ファンならずとも誰もが知るオスカー男優のユルブリンナー。『王様と私』でアカデミー主演男優賞を獲得し『十戒』や『荒野の七人』などの代表作で有名な彼がウラジオストク出身であることに驚く方は多いでしょうが、なんとここが彼が生まれ育った家なのです。1920年にスイス生まれの父とロシア人の母の間に生まれたブリンナーは諸国を転々とした後、1941年にアメリカに渡って俳優を目指したそうです。



ウラジオストク駅前
歴史的建造物としてのウラジオストク駅
ユルブリンナー生家近くの坂
歴史的な建造物をつなぐ石階段